あなたはいま「悩んでいますか」、それとも「考えています」
「あんなこと、しなければよかった……」
「あのとき、ああしていれば……」といった後悔。
「こんなのは不公平だ……」「こんなのはおかしい」といった
いきどお)りや不満。「このままでいいのだろうか」「……は
大丈夫なのだろうか」といった不安や心配ー。
だれの人生も思いどおりにはいきません。
人間関係でも仕事上のことでも、
周囲が期待どおりにすすまないことも自分が失敗することもあります。
そういったさまざまな思いが、静かに寝床に横になっていると頭をよぎり、なかなか眠れなくなってしまうということがあります。
いま考えてもしょうがないとは思いつつ、
それでも「あのとき、こうしていれば……」などと、
なかなか堂々めぐりから抜け出せません。
横になって思いをめぐらしているときは、
自分が感じているよりも思考力は鈍(にぶ)っています。
その鈍った思考ではいい考えも出てきません。
そういうときは、まず自分が悩んでいるのか、考えているのか、
どちらなのかを自分自身にはっきりさせましょう。
何かの結論を出すことを目的としているのが「考える」ということで、
結論を出すことを目的としていないのが「悩む」ということです。
いま自分の頭をめぐっていることは、
何かの決断をしたり、方法を思いついたりといった、
結論が出る種類の問題なのでしょうか。それとも
結論がないとわかっていて、もしくは
結論はもう決まっているのに頭を離れないのでしょうか。
後者なら、それは「悩み」です。
何かの解決を求めている「考え」には、「熟考」と他人の「助言」が役に立ちます。
時間をかけて考えて、他人の知識や経験から別の考え方や方法、
意見などを聞くことで結論に近づくことができます。
いつ考えて、いつまでに結論を出すか、
そのためにだれの意見を聞くのか。
その3つを決めて、寝床での「考え」は終わりにしましょう。
結論の出ない「悩み」には「助言」はあまり役に立ちません。
それよりも「共感」が大事なのです。
悩んでいる苦しさを理解し共感してもらえることが重要です。
だれならば、いまの状況のつらさを理解できるだろうか、
だれになら、気兼ねなくこの問題をさらけ出せるだろうか。
候補者は家族かもしれませんし友人かもしれません。
場合によっては占い師や精神科医がいいこともあるでしょう。
だれになら相談できるかの候補をあげたら、
「悩み」はその晩は棚上げにしておきましょう。
結論の出ない悩みをだれかに相談するのは、
あんがいむずかしいものですが、
ぐちを聞いてほしい」と宣言して
「悩み」のつらさをしっかりと受け止めてもらいましょう。
そうすれば、知らず知らずのうちに、
おだやかな眠りにつくことができるようになるはずです。
*結論が出ない悩みはいくら頭を抱えてもしょうがない。
胸の内をだれかに打ち明ければ、心がスッと楽になり、前向きになれるはずです。
不眠症.com
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