心地よい眠気をもたらす、ちょうどいい運動とは
不眠に悩んでいると、
「昼間、運動して疲れれば眠れるよ」と
いわれることがあるかと思います。
日本人のほとんどの成人が運動不足の状態にある昨今では、
不眠もそのせいにしてしまうことは簡単ですが、
たくさん運動すれば、それだけよく眠れるという
単純な問題ではありません。
たしかに、入院生活などで昼間横になっている時間が長く、
運動が決定的に足りないような状況では、
日中の覚醒(かくせい)度が下がってしまうので、
夜の睡眠は浅くなりますし寝つきも悪くなります。
その場合は、日中に屋外に出て
軽い運動をすることで、しっかりと覚醒度を上げることが、
生活のリズムにメリハリをつけるために有効です。
午前中の早い時間に行なうのが適切ですから、
朝のラジオ体操に参加したり、午前中に日光浴をしながら
ごく軽い運動をするようにするとよいでしょう。
しかし、朝、定時に起きて学校や会社に通うような
通常の社会生活を送っている人にとっては、
日中の覚醒度はあまり問題になりません。
では、その場合には、どのような運動が
睡眠にプラスに働くのでしょうか。
実験によると、体温が上がらない程度の
軽い運動を長時間続けても、
よくも悪くも睡眠にはほとんど影響をおよぼしません。
いっぽうで、ストレスを感じるほど
激しい運動は寝つきを悪くし、
夜中に目が覚めることも増えます。
適切な運動の強さは、
運動中に汗がうっすらと出てくること、
呼吸が速くなるが息苦しくはないこと、
翌日に筋肉痛や関節痛が起きないことを
目安に考えるとよいでしょう。
30分程度の体温上昇をともなう運動が必要ですが、
強い疲労感が残ってはいけません。
運動をする時間帯は、夕食後1時聞以上たっていて、
床(とこ)につく2時間以上前がいちばん効果的です。
食後すぐでは消化に悪影響となり、
胃もたれで眠れなくなりかねませんし、
寝る直前では、体温が高すぎて
寝つくのにはかえってマイナスです。
運動で上がった体温が
2時間かけて徐々に低下してくることで、
心地よい眠気がうながされます。
夕食から就寝までの時間があまりない生活習慣の人や、
夕食後には運動できる環境がない人は、
次善(じぜん)の策として午後の遅い時間に運動しましょう。
帰宅途中のジム通いもとてもいいことですが、
駅からバスに乗らずに早足で帰るとか、
夕食後に犬の散歩を兼ねて歩くなど、
毎日の生活の[部として運動をすることが大事です。
*運動は、しすぎてもしなさすぎても不眠のもと。
タ食後に30分程度の散歩を習慣にしてみては。
夜、心地よい眠気が訪れるはずです。
不眠症.com
睡眠障害の治療法
2010年11月10日水曜日
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